ビギナー向けラインメンディング

上画像をご覧になればお分かりのように右流れの潮に対し撒き餌は徐々に右に流れながら潜航しています。

①サミングキャストしてラインを潮上に置いた状態

②上潮に押されて釣り座の正面に仕掛けが来た状態

③上潮に押されてトレースラインから外れた状態

④大きくトレースラインから外れた状態

あなたはこの図の①〜④のどの状態でラインメンディングをしますか。


Gure8は②の状態までに潮上にラインを置き換えるメンディングを施します。

②までにラインメンディングをしないと③→④の位置では手遅れになります。

これでは仕掛けは撒き餌の流れから離れて行くだけです。

③•④では仕掛けが撒き餌の流れと離れた動きになります。

これでは小型や餌取りの餌食になりやすく良型は先ず喰って来ません。

対策としては初めに高場に上がり撒き餌を撒いて流れを観察します。

ここで上潮の向き中潮の向き下潮の向きを把握しておきます。

中級者以上の方はここで下潮までの潮力の加減をみます。

更に風力による上滑り対策までも留め置きしながら観察しています。

そして、何処で喰わすか、何処まで流すかを決めています。

ビギナーの方はそこまでは難しいので、先ずは潮向きだけでも把握しておきましょう。

この潮向きを参考に撒き餌を撒くポイント・キャスト後のラインを置く場所・キャスト後どこへ撒き餌を打つかを思考します。

そして、ウキから針までを流す場所と喰わす棚を決めておきます。(魚のいる棚を掴むまではこの工夫をこまめに調整します)

この場合ラインメンディングの際ラインを置き直す分だけスラックを少し出すことになります。

ですこらオープンベイルでのオペレーションが必須条件です。

メンディングする分スラックを出さないと
③・④のように仕掛けが手前に引かれてしまい撒き餌から離れてしまいます。

ビギナーの方はオープンベイルに慣れるまで練習するしかありませんが、簡単なので直ぐに習得出来ます。

このオープンベイルは磯釣において魚を掛けるまでは必須条件です。